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僕は君を連れてゆく

第71章 for Dream

あれ?
テレビなのに、いいの?
こんなの。

シャンプーされながら、気持ち良くてウトウトしてしまう。


「ほら!ニノちゃん!髪の毛乾かして!」

「やってよぉ」

「もう!いつもそうじゃん」

そう言いながらも一緒にお風呂に入って、
髪の毛を洗ってもらって。
出たら髪の毛を乾かしてもらう。
この一連の流れを任せたときは、そう。
そういうこと。

いいの?
テレビだよ?

ねぇ、このままじゃ、俺…
相葉さんに…






「あれ?ニノ寝てる」

「しかもニヤニヤしてる」

「やらしい夢見てるな、これは」

「俺の夢かな?」

「やらしい、で、なんで相葉くんなんだよ!」

「やらしい夢なのに俺じゃなかったらこまる!」

「確かに!」

「俺かも!?」

「リーダーはダメ!絶対にダメ!勝てない!」

「なにに?なんの勝負よ!」

「ニノちゃんの夢には俺しか出ちゃダメなんですぅ」


ウフフ

相葉さんってば…

みんなが見てるのに俺のうなじにキスをする。

あぁ、ダメってわかってるに…
ダメだよ。

このまま…


「ダメだって」

「何が?何がダメなの?」

「うわぁ、寝言がやらしい!」

「相葉ちゃんじゃ、ダメってことだ」

「なんでよー!」





夢を見てた。


五人で住む夢を。


五人で住む、なんて絶対に無理なのに。
この五人なら、住んでもいいかも、って思っちゃう。

この五人なら住みたい!っても思っちゃう。

そんなこと思えるのは貴方たちだけ。

最強で、最高の貴方たちだけ。

これだけは、譲れない。

他の誰にも邪魔出来ないんだから。



end

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