喫茶くろねこ
第13章 くろねこ新入りバイト
…虎太郎が?
どうやってご飯の準備をするのかが少し気になったので、虎太郎、レオンと一緒に猫部屋へ行ってみた。
そこには、エサをいれた大きなタンクとエサ皿が用意されていて、虎太郎は器用にタンクの横のレバーを押してエサの用意をしていた。皿がいっぱいになると、ズズズと横にずらして新しい皿をタンクの注ぎ口の下に持って行き、またザラザラとエサを入れていく。
あんなタンク、あったっけ?
「どうだ、なかなか良いだろう。名付けて、カリカリ自動補給マシーンだ!」
佐々木さんの発明品か。
「じ、自動じゃないですよね?」
「そうだな。虎太郎がレバー操作してるもんな。じゃ、セルフ補給マシーンだ!猫のエサを猫達がセルフで補給してくれる」
「水は?」
「水は完全にオートだ。水皿の水位が下がるとセンサーで感知して自動で水を注ぐ。エサのほうはタンクにカリカリを入れておく必要があるが、水のほうは水道と直結なので補充もいらない」
「すごいですね!もしかして、初めて普通に役に立つもの発明したんじゃないですか?」
「失礼だな。これでもいろいろと発明してるし、特許をとったことだってあるんだぞ」
「え。特許とってたんですか?」
「若い頃に勤めてた会社の研究チーム名義で一度だけな。それに、20年以上経ってるから期限も切れてるが」
発明家、って単なる自称だと思ってた。特許とかも取ったこと無いってマスターからは聞いてたのに。
どうやってご飯の準備をするのかが少し気になったので、虎太郎、レオンと一緒に猫部屋へ行ってみた。
そこには、エサをいれた大きなタンクとエサ皿が用意されていて、虎太郎は器用にタンクの横のレバーを押してエサの用意をしていた。皿がいっぱいになると、ズズズと横にずらして新しい皿をタンクの注ぎ口の下に持って行き、またザラザラとエサを入れていく。
あんなタンク、あったっけ?
「どうだ、なかなか良いだろう。名付けて、カリカリ自動補給マシーンだ!」
佐々木さんの発明品か。
「じ、自動じゃないですよね?」
「そうだな。虎太郎がレバー操作してるもんな。じゃ、セルフ補給マシーンだ!猫のエサを猫達がセルフで補給してくれる」
「水は?」
「水は完全にオートだ。水皿の水位が下がるとセンサーで感知して自動で水を注ぐ。エサのほうはタンクにカリカリを入れておく必要があるが、水のほうは水道と直結なので補充もいらない」
「すごいですね!もしかして、初めて普通に役に立つもの発明したんじゃないですか?」
「失礼だな。これでもいろいろと発明してるし、特許をとったことだってあるんだぞ」
「え。特許とってたんですか?」
「若い頃に勤めてた会社の研究チーム名義で一度だけな。それに、20年以上経ってるから期限も切れてるが」
発明家、って単なる自称だと思ってた。特許とかも取ったこと無いってマスターからは聞いてたのに。