喫茶くろねこ
第14章 キジトラ:虎太郎
膝から降りたがらない虎太郎を無理やりおろしてトイレに行き、スッキリしたところで、もう遅いし、明日に備えて寝ることにした。
って、あれ?何か忘れてるような気がする…?
なんだっけ? まぁ、いっか。
Zzzz……。
ーーーーーーーーーーーーー。
ーーーーー…………。
ーーーーー…………。
…ドスッ。
っ!!痛!!な、なんだ?今の?
「おは~~」
虎太郎が、布団の上に立っていた。どうやら飛び乗ってきたらしい。さっきの衝撃の正体が分かった。
「おは~、じゃねぇ!痛いから!足、ささるから!降りて!せめて、座って」
「にゃ」
虎太郎は顔をこちらにむけたまま香箱座りをすると、大きな欠伸をした。
「くはぁ~~~~」
大きく口をあけた姿で、鋭い牙を間近で見ると、それなりに迫力がある。ライオンとかと同じ科に属す肉食動物なんだよな、ってのを改めて感じる。凛々しい姿も、かわいらしい姿も、どっちも好きだ。
そういえば、猫の歯?牙?も「犬歯」って言うんだよね、多分。猫なのに、犬歯…。猫歯じゃなくて、犬歯…。
「ぶふっ…」
『何、笑ってるニャ?』
「あ、ごめんごめん。ちょっと考え事してて」
『それより、早く起きるニャ。学校だろ?』
「あぁ、起こしに来てくれたのか、ありがとう」
って、あれ?何か忘れてるような気がする…?
なんだっけ? まぁ、いっか。
Zzzz……。
ーーーーーーーーーーーーー。
ーーーーー…………。
ーーーーー…………。
…ドスッ。
っ!!痛!!な、なんだ?今の?
「おは~~」
虎太郎が、布団の上に立っていた。どうやら飛び乗ってきたらしい。さっきの衝撃の正体が分かった。
「おは~、じゃねぇ!痛いから!足、ささるから!降りて!せめて、座って」
「にゃ」
虎太郎は顔をこちらにむけたまま香箱座りをすると、大きな欠伸をした。
「くはぁ~~~~」
大きく口をあけた姿で、鋭い牙を間近で見ると、それなりに迫力がある。ライオンとかと同じ科に属す肉食動物なんだよな、ってのを改めて感じる。凛々しい姿も、かわいらしい姿も、どっちも好きだ。
そういえば、猫の歯?牙?も「犬歯」って言うんだよね、多分。猫なのに、犬歯…。猫歯じゃなくて、犬歯…。
「ぶふっ…」
『何、笑ってるニャ?』
「あ、ごめんごめん。ちょっと考え事してて」
『それより、早く起きるニャ。学校だろ?』
「あぁ、起こしに来てくれたのか、ありがとう」