喫茶くろねこ
第20章 再会。
お店を14時で閉め、「本日、貸し切り」の札を出したら、いよいよ試食会の準備。
佐々木さんがサンドイッチ担当。ニコルスはスープ作り。僕は二人のアシスタントで、食材を切ったり、お皿を準備したり…。
そして、鍋からスープのいい匂いがし始めたころ、山路さんの娘さん到着。
「あれ?二人?」
「今日は妹も一緒です」
聞けば、高3と中3の受験生コンビだった。二人とも受験学年ということで引退してて部活がないから、学校終わってすぐこっちに来てこの時間らしい。試食会でパパッと食べてから二人一緒に塾に行くらしい。
塾行く前に試食で腹ごしらえか…。効率いいな。
「山路さんは?」
「母ももうすぐ来ます」
美佳さんはまだかな…?
1つずつを小さ目に切ったサンドイッチが7種類と、小さいカップに注いだスープ3種類を用意する。
「種類が多いですね?」
「新メニューを決める為の試食会だからね?ただ食べるだけじゃなくて感想も言ってね?」
「はーい」
***
「ごめんごめん。遅くなったわ!」
「おひさしぶり~」
姉妹が食べ終わってそろそろ塾に行くという頃、入れ代わりに山路さんと中井さんが店に到着した。が、山路さんは娘たちを塾まで車で送ってから戻ってくるということで、またすぐに出て行った。
佐々木さんがサンドイッチ担当。ニコルスはスープ作り。僕は二人のアシスタントで、食材を切ったり、お皿を準備したり…。
そして、鍋からスープのいい匂いがし始めたころ、山路さんの娘さん到着。
「あれ?二人?」
「今日は妹も一緒です」
聞けば、高3と中3の受験生コンビだった。二人とも受験学年ということで引退してて部活がないから、学校終わってすぐこっちに来てこの時間らしい。試食会でパパッと食べてから二人一緒に塾に行くらしい。
塾行く前に試食で腹ごしらえか…。効率いいな。
「山路さんは?」
「母ももうすぐ来ます」
美佳さんはまだかな…?
1つずつを小さ目に切ったサンドイッチが7種類と、小さいカップに注いだスープ3種類を用意する。
「種類が多いですね?」
「新メニューを決める為の試食会だからね?ただ食べるだけじゃなくて感想も言ってね?」
「はーい」
***
「ごめんごめん。遅くなったわ!」
「おひさしぶり~」
姉妹が食べ終わってそろそろ塾に行くという頃、入れ代わりに山路さんと中井さんが店に到着した。が、山路さんは娘たちを塾まで車で送ってから戻ってくるということで、またすぐに出て行った。