SJの秘め事
第1章 Sが語るJとの秘め事 1
潤を想い始めてからどのくらい経つだろう。
時が経つにつれ、俺の気持ちはますます強くなっていく。
自分でも怖いくらいだ。
潤と過ごす時間は、今一番大切にしているもの。
中でもカラダを重ねて愛し合う時間は、俺にとって最高の時間だ。
心が触れあい、体が求めあう。
その度におまえに夢中になり、壊してしまいそうなほど、強く激しく愛してしまう。
お前はそれでいいの?
俺の勝手な欲望に従順に応え、乱れた姿を曝け出しているように見えているが、果たして本当に満たされているのだろうか?
ふと、訊いてみたくなった。
「ねぇ、潤…?
俺のコト、愛してる…?」
「へ?愛してるに決まってるでしょ?今その話してるんだよ。翔さんの好きなトコ…
翔さん…?あなたはどうなの?愛してる?おれのコト…」
唐突に訊いたものだから、不安げな表情に変わる。
「おまえが想像つかないほど愛している…」
潤は頬をピンクに染めて、本当に嬉しそうな顔をする。
俺の言葉ひとつで、こんなにも表情が変わるのか。
さて、核心をついたらどうなるだろう。