きっと あなたと・・・
第28章 ー父親ー
「おじちゃん・・・・」
『ん?なんだ^^?
って、おい、詩織?・・・泣くなよ~どうした?』
おじさんが優しくするから・・・
胸が痛くなって涙が流れた。
『まったく・・・俺の娘を泣かせやがって・・・・どこの男だ?ん?
俺が怒ってやるから・・・な?
泣くな・・・大丈夫か?』
「うん、大丈夫・・・ごめんね」
涙をパーカーの袖で拭いながら謝ると、気にすんな・・って、何度も頭を撫でてくれた。
スーパーを出て、ゆっくり歩いて家へと向かう。
・・・・おじさんみたいな人が父親だったらよかったのに・・
そう思うと、胸がきゅっと痛くなって・・・また涙が溢れた。