きっと あなたと・・・
第74章 ー居心地ー
変に緊張して戸惑ってると、また大きな雷が鳴って、
「・・っ‼」
我慢してたけど、思わず体がビクッとなった。
竜之介『さっきもびっくりしてた・・・しおりん、雷・・昔から嫌いだもんね』
「え??あ・・・覚えてたの??」
竜之介『んー・・雷が鳴ると、おばあちゃんが・・こうしてた』
竜ちゃんは私の隣に寄り添うように座り直すと、
少し恥ずかしそうに肩を抱いてくれた。
小さい時、怖がってるとおばあちゃんが肩を抱いてくれて、
私はぎゅっと抱きついて甘えてた。
・・・・そんなこと、よく覚えてたね。