
きっと あなたと・・・
第97章 ー昔から-竜之介- ー
隼人『竜之介さ・・』
竜之介『んー??』
隼人『昔から詩織のこと好きだよな』
竜之介『はぁ!?・・・なに??急に・・なんで??』
隼人『お前が詩織といると、小さい時の記憶と重なるんだよね・・・
詩織と遊びたいのに、お前の姉ちゃんたちと遊んでるから言えなくて・・・
目で追って・・・時々一緒にいてくれると、嬉しそうに甘えて』
竜之介『そう・・だっけ?あ・・小さかったから・・覚えてないよ』
ほんとは、なんとなく覚えてる。
しおりんは昔からとにかく優しくて・・・でもなんだかいつも寂しそうで・・・
幼いながらもしおりんを守らなきゃって・・・
そう感じてた記憶がある。
もしかして・・・昔から好きだったのかな・・・
