『きっとあなたと・・・』第98章「ー覚えてない-竜之介- ー」　562ページ

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きっとあなたと・・・

第98章ー覚えてない-竜之介- ー

隼人『そうだよ、今もみんながあいつに構うから、お前時々寂しそう・・・
姉ちゃん取られたみたいな拗ねた顔して・・・小さい時と同じ(笑)』

・・・隼人兄ちゃんには全部見透かされてる気がして・・なんか恥ずかしい。

隼人『そういえば・・・俺たちが帰る時も、俺じゃなくてあいつの手握って泣いてたよな』

竜之介『あ・・・それは・・覚えてる』

隼人『手紙だって詩織だけで、俺には1回もくれなかったし』

竜之介『・・・手紙??』

隼人『いつからか来なくなったけど・・・何度か送っただろ?
あいつ嬉しそうに読んでたけど、お前・・・何書いてたの?』

竜之介『えっ??僕だって・・覚えてないよ・・それほんとに僕??』

そんなの・・・送ったっけ??