
きっと あなたと・・・
第98章 ー覚えてない-竜之介- ー
隼人『ほんとだよ(笑)
あいつに来る手紙とか電話とか、寄って来る男はちゃーんと俺がチェックしてたから(笑)』
竜之介『はぁ・・・・・兄ちゃんって、そんな厳しいお兄さんだったんだ』
隼人『・・・・あいつは特別なんだよ・・・・で?そんな俺のかわいい妹に、どんなラブレター書いてたんだ?あんなガキが(笑)』
兄ちゃんはほんの少し酔ってるのか、僕の頬を軽く引っ張った。
竜之介『だから、ほんとに覚えてないって~』
隼人『ふ~ん・・・じゃあ、本人に聞くからいいよ(笑)』
竜之介『・・ん??』
兄ちゃんが手を上げると、ヒールの足音が聞こえて、
振り返るとしおりんがいた。
