
きっと あなたと・・・
第116章 ー限界-柊- ー
「あ、竜ちゃん^^見て??」
近くにいた竜之介に声をかけると、
瑠風と3人で携帯を覗きこんで・・・
写真を見てるのか楽しそうに笑ってる・・・
竜之介『しおりん・・・』
「え??竜ちゃん・・寒いよ??」
竜之介『僕、今寒くないから預かっといて??』
竜之介が自分のマフラーを詩織さんの首にかけると、
"ありがと"って・・・・少しはにかんで笑った。
・・・・みんなと仲良くしてても、気にしないようにしてたけど、
どうやら限界はあったみたいで・・・
詩織さんが悪いわけじゃないのに・・・
ちゃんと分かってるのに・・・なんだか腹が立ってきた。
