
きっと あなたと・・・
第117章 ー 距離 ー
悠一『・・・・理由も聞いた、知ってるよ?・・でも、詩織さんは何も悪くないのに・・』
「悠一くん??何も悪くないことはないよ??
今日もね・・湊と出かけたの少し反省してた・・・みんなと近くなりすぎて・・
私が距離を間違っちゃったから・・いけないんだよ」
悠一『なんでそう・・・あーもう‼距離を間違ったのはお前じゃなくて俺たちだろ!?
こんなわがままにまで付き合ってもらって、いつも何かと理由つけて甘えてばっかりで・・・
どんだけ可愛がってもらってるか、俺たちが分かってないとでも思ってんの?』
初めて聞いた・・・悠一くんの怒った声。
口調は怒ってるのに見つめる目は寂しそうで・・・何も言葉を返せなかった。
