
きっと あなたと・・・
第118章 ーただの友達-悠一 - ー
え?あ・・・えぇ!?まじで??
悠一『詩織さん?』
大きく溜め息をつくと、手のひらで頬の涙を拭いて鼻をすすってる詩織さん・・・
どうしよー・・・・
俺、そんなに強く言ったつもりはないんだけど・・・
ただ、いつも俺たちのことばっかり考えてくれて、
結局自分がいつも我慢してんじゃないかと思ったら、なんか悔しくて・・・
「もうやだ・・・悠一くんに泣かされた」
悠一『・・・自分が勝手に泣いたんじゃん』
「だって・・悠一くんがそんなこと言ってくれるなんて・・思わなかったもん」
悠一『なに?嬉しかったの?(笑)』
冗談で聞いたのに・・・
詩織さんは黙って頷くとそのまま俯いたから、どうしていいか分かんなくて・・・
必死で言葉を探したけど何も浮かばなかった。
