
きっと あなたと・・・
第127章 ー正直・・・-竜之介- ー
竜之介『しおりん??』
しおりんが1人になって、やっとゆっくり話せそうだと思って声をかけたけど、
緊張しちゃったのか、声が上手く出なくて、
しおりんはびっくりしたように振り返った。
「え??あ・・喉・・痛い??」
竜之介『あ、ううん・・急に喋ったから・・・大丈夫』
「んー・・・あ‼」
心配そうな顔をすると、思い出したように僕が貸してたマフラーに手をかけた。
竜之介『いいって。ほんと、大丈夫・・寒くないから・・しおりんがしてて??』
「・・・うん」
マフラーを外そうとしてた手をそっと握ると、
小さく頷いてくれたけど・・・心配そうな顔してる。
