
きっと あなたと・・・
第133章 ー控室-柊- ー
隣の控室に入ると、詩織さんはソファーで眠ってて・・・
ソファーの前にしゃがむと、目にかかった髪をそっと耳にかけてあげた。
久しぶりにゆっくり顔を見た気がする
・・・少し痩せた・・かな??
僕も情けないよね・・・
湊に先越されて、嫉妬して、
詩織さんに連絡するのも怖くなった。
僕じゃなくて湊を選ぶような気がして・・・
寝顔を見つめてると、携帯のアラームが鳴って、
詩織さんは目をつぶったまま手を伸ばしたから、その手をそっと掴んだ。
柊『大丈夫??』
声をかけると、少しぼーっとしてたけどすぐに起き上がった。
