
きっと あなたと・・・
第136章 ーお別れ-竜之介- ー
その感覚に胸が痛くなって泣きそうになったけど、
必死で堪えて・・・
離れようとした瞬間、
「竜ちゃん・・また会えてよかった」
ぼそっと耳元で呟くから、なんだか本当にお別れみたいで・・・
無言で頷くと、それからすぐにみんなで移動したけど、
車に乗ってしばらくすると、我慢してた涙がすっとこぼれた。
二度と会えないわけじゃないのに・・・大げさなのは分かってるけど・・・
しおりんとお別れするのはもう嫌だった。
別れて5分も経ってないのに、もう会いたくて・・・苦しくて涙が止まらなかった。
