
きっと あなたと・・・
第142章 ー複雑-竜之介- ー
しおりんはやっぱり疲れてたのか、
いつもより少しお酒が回るのが早くて・・・
でも、すごく楽しそうだった。
「竜ちゃん・・・かわいい^^ふふ」
竜之介『わ‼・・・しおりん??危ないよ??』
ソファーの下に座ってる僕に、
グラスを持ったまま後ろから抱きついて甘えてくるしおりん。
グラスを取ってあげると、またぎゅーって甘えてくる・・・
酔ってるだけなのは分かってるのに・・・
そんなしおりんが可愛くて愛おしくて・・・
でも、もし・・・自分の気持ちを伝えたら・・
こんな風に一緒に過ごすことは出来なくなるのかもしれないと思うと、
一生この気持ちを伝えちゃいけないような気がして・・・少し複雑な気分だった。
