
きっと あなたと・・・
第153章 ー嫌われるより-柊- ー
2人とも黙ったまま公園に着くと、前と同じベンチに座った。
自分が引き止めたくせに、いざ2人になると上手く言葉が出ない・・・
「ラジオ・・・・お疲れさま」
そんな僕に気付いたのか、詩織さんが先に声をかけてくれた。
柊『あ、うん・・知ってたんだ』
「宿舎でみんなが聞いてた」
柊『宿舎??』
「竜ちゃんが熱があるって瑠風から連絡もらって・・食事だけ作ってきた」
柊『そう・・いつも甘えてごめんね??ありがとう』
「ううん^^みんなにも久しぶりに会えて嬉しかった」
柊『・・・1人で帰ってきたの??』
「ううん、瑠風に送ってもらったんだけど・・・
なんとなく散歩したくて・・でも、柊さんと会うなんてすごい偶然^^」
柊『ん・・僕もびっくりした』
