委員長はエッチでした
第2章 責任
黒崎 亮side
責任を取らないと
男として。
怯えさせてしまって
一生
消えない
恐怖感を植え付けてしまった。
そう思っていたのに。
覚えてないなんて……。
ショックだった。
色々悩んで
馬鹿だなって思って
それと同時に
何だかがっかりもした。
「これからもよろしく」
彩香さんはそう言って
笑ってたけど
積極的に俺に近付いて
からかわれているって
分かるのに。
楽しそうな彩香さん
そんな彼女に向かって
言えるわけ
ないじゃないか。
実はあの日は
最後まで
してないんだ……。
そんな事
言えなかった。
騙してるみたいで
嫌なのに
最後まで
次は……
そんなやらしい思いもあって……
やっぱり俺は
最低なんだ。
彩香さんと一緒にいると
やらしい事ばかり
考えて……。
良く分からないのに。
この気持ちが何なのか
分かりもしないのに
やらしい事ばかり
頭の中が
いっぱいなんだ。