テキストサイズ

委員長はエッチでした

第2章 責任




お互いに
また
顔を近付けて
唇を寄せて
ゆっくりと重なり合う。



遠くで聞こえる
チャイムの音。


授業をサボるとか
はじめてだけど
そんな事
どうでも良くて



何度も何度も
唇を重ね合った。



キスをして
唇を離して
見つめ合うと
また
キスをしたくなる。



それだけで
幸せな
気持ちになって



ああ
あたし
黒崎の事が
好きだな……



そう思った。




そうだよ。



いつも見ていた。



いつも一人で
窓際で
本ばかり読んで


こっち向けよ



いつも思ってた。



少し話をして
すぐに赤くなる顔が
可愛いくて
もっと
見たくて



どうしたら
こっちを向くかな?



きっかけを考えていた。



ずっと前から
好きだったのかも
知れない。



自分の気持ちに
気付いて
幸せな時間を過ごした。



この時はまだ……。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ