委員長はエッチでした
第12章 真夜中のおしおき
結城さんの動きより
一瞬早く
結城さんの胸元を
浅くかすった。
「……クッ!」
胸元に鮮やかな
赤い切り傷
残る手を
果物ナイフに添えて
結城さんの両手で
押さえつけられた。
ニヤリと笑う
結城さん。
そこには
さっき一瞬見せた
優しい表情はない。
いつもの鋭い眼差しで
じっと
冷たい視線で
見下ろされた。
「……バカだな彩香は、
そんな事しても無駄なのに。」
ナイフを掴む手を
押さえつけたまま
結城さんの動きが
再開する。
激しく腰を動かされ
抜き差しが深くなり
腰を打ち付けられた。
ズクッ!
ズクッ!
ズクッ!
ぱちゅんっ
ぱちゅんっ
ぱちゅんっ
「あぁっ!…やぁっ…!……激しっ!
…ナイフが……っ、あぁ〜〜っ!」
ナイフを持ったままなのにっ
「…スリルがあって…っ、
いいだろう…っ…ハァ…!」
あたしのあそこの中にある
結城さんの肉棒が
膨張して熱くなり
圧迫感と快感で
体が痙攣のように震える。
「あぁっ〜〜、ダメぇ〜っ!」
「いくよ…っ、彩香の中に…っ、
沢山だすから…っ、
……あぁっ!…彩香……っ!」
「やぁっ〜〜!」
ナイフを持ったまま
抱きしめ合い
お互いの体が
快感で痙攣する。
びゅくんっ
びゅくびゅく
びゅっ
びゅっ
あたしのあそこの中に
結城さんの
欲望が放たれたのが分かる。
……ピルをいつも
飲んでるから。
大丈夫だけど。
絶頂を迎えて
体の力がすうっと抜けていく。
目の前にいる
結城さんの姿が
霞んだように
見えなくなる。
お互い絶頂を迎えたのに
結城さんの体は離れない。
肉棒が縮む感触はあるのに
目は霞んで
意識が遠くなる。
力が抜けて
そのまま
意識を手離した。
結城さんと
繋がったままなのに……。
寝ていたからか
酷く眠たくて。
そのまま
眠りに堕ちてしまったんだ。