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委員長はエッチでした

第12章 真夜中のおしおき





一泊泊まりの
温泉デート
距離的にも
そう
遠くはない。



高校生の分際で
そんな金があるのか

調べてみたら
亮というガキの両親は
共働きで
海外に仕事をしている。



名のしれた
大手の会社だ。

しかも外資系。



そこそこ
金持ちの坊っちゃんだ。



そんな奴が
一時的な遊びで
彩香を好きになった。



まだ高校生だ。



熱が覚めるのは
あっという間だろう。



もちろん
心配だから
一緒に付いていく。



誰にも分からないように。




そして
あのガキの目の前で
彩香をかっさらう。



「ああ…ハァ…彩香……っ」



腰を動かして
彩香の中を堪能し続ける。



意識を手離した彩香が
時折
熱い声を上げる。



その悩ましい
表情をじっと見て
徐々に夢中になり
貪るように
腰を打ち付け

彩香の体中に
キスの雨を降らし続けた。



終わりが来ないように
願い続けて

空が明るくなる気配に
苛立ちを覚えた。



どうかこのまま━━



この時間が
止まればいい━━



彩香は気を失ってるのに
腰を揺らすのを
止められない。



俺はもう
とっくに狂ってる━━



彩香さえいれば
正気でいられるんだ。



だから
もう一度
言って欲しい━━



『結城お兄ちゃんっ、大好きっ』




その言葉が欲しいだけなんだ━━




「……言ってくれ、彩香……っ」



赤い唇をなぞりながら
狂ったように
腰を打ち付ける。



絶頂の予感に
抗うように
熱い吐息を
何度も繰り返し

首を振った。



彩香の白い胸に
俺の汗が
こぼれ落ちた。



ああ……
もうすぐ夜が明ける━━

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