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委員長はエッチでした

第2章 責任






真夜中に
あたしが寝ている寝室に
時折
結城さんが
忍び寄る
ことがある。



あたしの部屋には
鍵がついてない。



お母さんと結城さんの
寝室は
1階だから。



二階にある
あたしの部屋に
時々
結城さんが来る。



真夜中だから
あたしは寝ている事が多い。



それでも
お構い無しで。



体を触られて
もぞもぞした感触と
触れられた
快感に
目を覚ましても



すでに遅い……。



ああ
まただ……。



こうして
あたしは
この人に
いいようにされて

汚されていく。




黒崎……。
心の中で
ずっと名前を呼んで

触れられたいのは
黒崎なのに……。



こんな
汚いあたしは
黒崎は嫌かも知れない……。



そう考えると
恐くなった。



自分を
綺麗な黒崎に
晒してしまうのは
とてつもなく
恐い事だと
思えて……。



こんなあたし
嫌われてしまう。



こんなにも
淫らに
好きでもない人に
いいようにされてるのに

体は勝手に反応して
すぐに絶頂へと
登り詰める。



嫌なのに
気持ち良くて
堪らない。



何もかもが
どうでも良くなって
自分からも
腰を振って
結城さんを受け入れてしまう。



「彩香……
お前の体はいいね、敏感で俺のをきつく締め上げて、すぐにいきそうになるのに、
もっと……したくなる。
やればやるほどに、良くなるね。
俺の体を覚えてきている証拠だよ」



ズンッ!



きつい角度で
あたしの中を
貫かれて
悲鳴のような
喘ぎ声を
枕で抑える。



あたしの片足を
高く持ち上げて
少し横を向けた角度で

妖艶に笑う結城さん
少し苦しそうな表情で
ガンガンに攻められる。




「……他の男の体なんて、きっと満足出来ない。
ましてやあんなガキ、何も出来そうもないだろ?」



時々切なそうな顔をして
熱い吐息をつきながら
腰だけは激しいのに
責めるように言われた。




どうしてそんな事言うの?
黒崎の事なんて
知りもしない癖に。



あなたが
黒崎の悪口を
言う資格なんて
どこにもない。

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