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委員長はエッチでした

第5章 真面目なだけじゃない





お昼休みに
いつもは
まみちゃん達と
机を寄せあって
一緒にお弁当を食べるんだけど。

今日は
おばあちゃんが
弁当まで
用意してくれていて

材料があまるからと
言ってくれたけど
驚いた。



「黒崎と一緒に食べるんでしょ〜?」



まみちゃんに
にこにこ顔で言われてしまう。



『びっくりしたけど、お似合いだよねぇ』

『黒崎って地味だけど、良く見たらイケメンで、
眼鏡外したら、格好いいんだよ?
優しいし、隠れファンもいるみたいだし、
去年は眼鏡かけてなかったよね?』

『去年は不登校だったんだよね〜
女の子みたいに可愛いくて、イジメにも
合ったみたいよ〜?』

『なになに、その話、もっと聞かせて〜?』



女の子同士で盛り上がっている。
あたしは
すぐ傍にいた
黒崎の顔をチラリと見た。



「今の話、本当……?」



黒崎は
ばつが悪そうに
苦笑いした。



「やっぱり、屋上に行く……?」



もちろん
頷いて

離れた場所で
男子とじゃれて騒いでいる
啓介をチラリと見た。


一瞬目が合った気がしたけど
気のせいだったのか

少しの寂しさを覚えて
黒崎と教室を出た。

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