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PH山田の伝説

第7章 終焉と幕開け

死んで尚美しい

一体俺はどれ程葉子にハマっていたか思い知らされた
すでにみくは涙を流して号泣している

俺は何故だか悲しさと同時に美しさに見い出されていた

しばらくその場に留まり何を考える訳ではなく無心になってみた

全ての無駄な考えが消えた瞬間に葉子との思い出が溢れるかの様に頭の中を駆け巡って来た

その瞬間には意識していなかったが涙を流していたみたいだ

しかし何時しか泣き止み葉子をただ見つめていた

それからどのくらいの時間が経過しただろうか

満足したかの様に俺はその部屋を後にしたのを覚えて居る

葬式に出る気持ちにも慣れずただ家の外でただただ風に吹かれて佇んでいた

しばらくして葉子ママが
「大丈夫? 今からみくちゃん連れて葉子のマンションに戻るけどまだここに居たい?」

「いえ もう大丈夫です みくは大丈夫ですか?」

人の事など考える余裕など無かった筈なのにいつの間にか口に出していた

そんな話をしながらみくと葉子ママの車に乗り込みマンションへと戻った

みくはマンションに置いていた荷物はほとんど無かったらしく俺は葉子ママに自宅迄送って貰う約束をして駐車場でみくと別れた

その足で葉子ママとマンションの部屋に行き葉子の荷物整理を手伝いながら俺の荷物をまとめて行った

さすがににかなりの量の為俺が送って貰うまでには全ては終わらなかったがかなりの量を片付けた

俺は寂しさを感じながらも何とか片付けをこなす事が出来た

まだ葉子を失った事の本当の恐ろしさを知らなかったからだが

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