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PH山田の伝説

第5章 感覚を掴むまで

葉子はほっと一息着くと急激に眠そうにしている

満足すると俺も今は眠くなるがこの時の葉子もこんな感じだったのだろう

みくは化粧を直し終わると何故かカバンから手紙を取り出した

その手紙を俺に手渡すと何も言わずに葉子の家から去って行った

葉子が「大丈夫だよ みくなら男見つけてまた私達の前に現れるから」

「ところでその封筒開けてみなよ」

「俺が開けて大丈夫なの?多分手紙だろうし」

「私には中身の予想はついてる きっと手紙じゃないよ」

俺はそう言われて恐る恐る開けてみた

すると中からはたくさんのプリクラが出てきた

二人の姿からして高校時代の物もある これを置いて行ったみくの気持ちも何となく分かる

自分を好きで居てくれた頃の先輩とのキスプリ

逆に自分が先輩を好きになった時のキスプリ

そこにはみくと葉子のすれ違った歴史その物が刻まれている

しかしこれを見たい葉子は泣き始めた 葉子もみくの前だから寂しいのに我慢していたのだろう

俺は敢えて葉子に近づかなかった

この日ばかりは泣きたいだけ泣かしてやれば良いと思った

それから5分程が経過し涙を拭いながら葉子はプリクラを片付けた

やっと泣き止んだ葉子は落ち着いたのかソファーで寝てしまった

俺はそんな葉子を優しく抱えると寝室へと運びお風呂へと向かった

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