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PH山田の伝説

第5章 感覚を掴むまで

この時上映していた映画で俺が見たいと思ったのはこの当時が出始めで今では海賊アドベンチャーの定番になりつつある映画だ

土曜日と言うこともあってか予想以上に混んでいた
すぐに吹き替えと字幕両方の上映があったがチケット売り場は長蛇の列になっていた

俺が列に並んでいる間に葉子が飲み物を買って来る事になった

見たい映画は案外簡単に決まった

「じゃあ後でね チケット買えたら良いな」

「厳しいかもしれないけど頑張るさ もはや運だけどね」

二人で別れてから今後の作戦を考えるのに必死だった
昼食の場所やその後の展開等を頭の中で描くのがやっとだった

考えている間にもゆっくりと列は進んでいる

今でもこの映画のシリーズは人気だがこの当時も相当な人気だった

それからしばらくしてようやく自分の番が回って来た
並んでいた割にはあっさりと買う事が出来た

一先ず予定を崩す事がなくほっと息を撫で下ろした

それから葉子との合流場所に向かい葉子と合流して上映室へ入った

しかし葉子は俺が見てもビックリするほどのデカイバケットのキャラメルポップコーンを抱えていた

「やっぱり映画と言えばこれでしょ」

「もちろん食べるでしょ?」

「もちろん食べるよ」と言いつつさすがにこのサイズで食べるのは初めてだった
席に着いてそんな話をしてるとすぐに上映がスタートした

二人はすぐにお互い自身の世界に入って行った

映画はさすがの前評判通りかなりの盛り上がりを見せた

映画も勿論楽しかったが俺にとっては葉子と過ごす時間が何より楽しかったのかも知れない

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