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PH山田の伝説

第5章 感覚を掴むまで

映画館と言えば手を握るとかが一般的にはドキドキするが俺はそんな事何とも思わなくなっていた

葉子にどれ程免疫をつけられたか良く分かる

しかし映画に夢中になっている葉子はとても無邪気で夜の妖艶な姿からはとても想像出来ない

そのギャップがまた可愛らしさを引き立てているのかも知れない

さらには映画も終盤を迎えた頃には食べきれるのかと思ったポップコーンも底が見え始めていた

世間でも良く言われる事だが女の子が異性といるときドキドキするとそれを恋愛と勘違いする

この応用と目の力で今では苦労なく女の子を落としている

しかしこの頃の俺は次の展開を予測するのがやっとだった

映画が終わり二人で外へ出ると二人はかなりテンション高く映画の話で盛り上がっている

そこで俺は「今ちょうどお昼だからランチハウスってお店行かない? ここから歩いてすぐだしさ」

この時俺が初めて葉子をリードした瞬間だったかもしれない

すると葉子は嬉しそうに
「良いよ 行った事無いお店だから楽しみ」

ランチハウスは俺のお気に入りのだった昼食スポットだ

今は無くなってしまったがこの当時は結構混雑していた

この日も着いて見るとほぼ満席に近い状況だった

しかし俺が常連だった事もあって店員が俺が使う窓際の席に案内してくれた

葉子と席に着くとメニューを手渡した

「俺はいつもオムライスと海老とアボカドのサラダだよ」
「葉子はどうする?」

すると葉子は「私もオムライスと後チーズケーキとブレンドコーヒー」

俺は呼び出しボタンで店員を呼び注文した

注文を終えふと窓の外を眺めていた

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