テキストサイズ

PH山田の伝説

第6章 覚醒から旅立ち

それから暫く沈黙の時を迎えた

葉子は何か言っていたのかも知れないが俺の耳には全くと言って良いほど届いて居なかった

その時をどれ程過ごしただろうか

暫くして葉子が俺にキスして来た

キスし終えて葉子が「考えてるの? 凄い顔してたよ今は忘れなよ」

葉子でさえ驚きを隠せない筈だが俺を気遣う余裕があるとはつくづく葉子は大人だなと思う

葉子はみくを忘れされる程に俺にぴったり寄り添って居る

俺は女嫌いだった筈なのに女にくっつかれて落ち着く様になっていた

それからは葉子を満足させる為にいつの間にか動き出していた

一先ず葉子と二人でお風呂に入り体を流した

その後二人で寝室へと向かった

久し振りにこの部屋に入ったがやはりアロマオイルのいい臭いが立ち込めていた
何時もの葉子なら激しく求めて来る筈だがこの日の葉子は幾分落ち着いていた
今までのが全て演技? そんな疑問にぶち当たってしまう程だった

しかし俺が一度グッズを取り出すと何時も程では無いが一様に反応を見せた

俺はすでにみくの事で頭が一杯になっていた

何時もなら絶対に見逃す事の無い些細な反応を見逃していただろう

確かに旗からみればやって居る事は対して違わない様に見える

しかし実際はほんの僅かな力加減やタイミング等が明らかに雑になって居た

俺は全く気付いて無かった葉子は実に敏感に反応した
「カズくん物足りない」

「私じゃあ駄目なの? そんなにみくが気になるの?」

「そりゃあれだけ言われれば気にはなるさ でも俺の中では葉子が一番だよ」

葉子は俺がみくに取られると思ったのかいきなり泣き出してしまった

しかし泣いている葉子にどう接したら言い分からず俺は何もしてあげられ無かった

泣き止むまでただただ待って居るしか無かった

暫くして泣き止んだ葉子に優しく寄り添い「俺は居なくなったりしないよ」

と問い掛けた 今考えたらよくまあこんな芝居が出来たなと思う

しかしながらこの先様々な試練が待っているのだった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ