テキストサイズ

PH山田の伝説

第6章 覚醒から旅立ち

そのまま特に予定を建てずに家を二人で飛び出した
まず葉子の家の近くのコンビニに寄り二人の飲み物と葉子のタバコを買った

二人で仲良く車に戻り葉子がエンジンをかけた時だった

いきなり葉子と俺の携帯がほぼ同時になった

珍しい事もあるなと思いつつ俺は携帯を取り出しふと見ると連れからの大した事無いメールだった

一方葉子の方は電話だったらしく特別何も考えず電話に出た様だ

しかし第一声を聞いた瞬間に葉子の表情は一変していた

葉子は困った様に電話をハンズフリーに切り替えた
すると聞こえて来たのはみくの声だった

「久しぶりカズくんは?」
すると葉子はすかさず「何の用? カズくんなら横に居るけど」

「そう どうせ聞こえてるんでしょ?」

「今日三人でご飯食べない? 今までに無い姿が見れるかもよ」

俺が横から「何で今さらなの?」

「理由は来たら教えてあげる 昔よく一緒に行ったファミレスで11時に待ってるよ 来るも来ないも自由連絡はこれで最後にするね」

と言い電話は切れた

ふと時計を見ると時刻は午前9時半

俺は葉子と顔を見合せ「どうする? 行く?」

「みくから連絡来なくなったら不味いから行くしかないでしょ」

明らかに葉子は震えていた
それを見て葉子にキスして葉子を落ち着かせた

「カズくんが行くなら着いてくよ」と乗り気で無い返事だったが俺がキスする前に比べたら幾分か落ち着いていた

しかしまだ9時半過ぎ

「一先ず家に帰る? 今から向かっても早すぎだよね」

「いやいまから行こう」

「ここから結構遠いし みくより先に着いて居たいから」

葉子は何時に無いほどに深くタバコを深く吸い込んで居たように見えたのを覚えて居る

葉子は落ち着きを取り戻しファミレスへと向かった
それから二人は多く話す事もなく40分程で約束のファミレスに到着した

「このファミレス? また随分遠い場所にあるな」

「学校から近いだけで二人の家からは遠いだけだよ」
「目の前はバス停だし学生の頃は便利だったよ」

二人は何時もの様に手を繋ぎファミレスへと入りみくを待った

ストーリーメニュー

TOPTOPへ