いとしいとしというこころ
第12章 後悔
「和くんから?なんて?」
大ちゃんが教えてくれたのは、
今、一緒にいるんだってバレてて。
自分は早退したけど大丈夫ってこと。
しばらく会いたくないって。
……
バチが当たったんだ
和くんを悲しませた
傷つけた
だから…
「相葉ちゃん?」
「…」
「和くん、そのうち会ってくれるって。今日はお互いちょっと冷静になって…さ?」
このまま落ち込んでたら大ちゃんに心配かけるだけ。
無理に笑顔を作った俺に大ちゃんが言う。
「少し寝て?俺は帰るから。」
本当にありがとう。
色々ごめんね。
そう言って大ちゃんを見送った。
そうだね、少し眠ろう。
目を閉じて和くんのことを思う。
昨日の和くんを思い出してまた泣きたくなった。
最後に見た顔は悲しいツラい顔だったな、って。