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いとしいとしというこころ

第16章 『リフレイン』…1



コーヒーの香りが漂ってる中、カップから口を離して松潤が話すのを溜まってたカップ類を洗いながら聞いた。

「メンバー、誰かもう来た?」

「ううん。まだ。」

「ちゃんと紹介したいんだよねー。」

「それは有難いけど…やっぱ緊張する。」



返事がないから手元の洗い物から目を上げると松潤がクスクス笑ってた。

「なにー?」

「いや、最初そうだったな、って。」

「松潤は芸能人オーラがハンパないし、」

「でも割とすぐ仲良くなったじゃん?」

ホントそう。

松潤はオーラや見た目と違ってすごくフランクで普通の人だった。

「最初から普通に接してくれたから。それにすごく優しいし。」

機嫌よくニタニタしながら、ありがとう、とお礼を言われた。


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