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いとしいとしというこころ

第3章 偶然の出会い



おばちゃんの剥いてくれたりんごを食べてテレビを観たり喋ったり。

「なんか失敗したなー。今日泊まり、って言っとけばよかったー。」

「俺も思った。」

翔にいと潤にいが言った。

「今度は泊まりにおいでね。」

おばちゃんもニコニコして言う。

「お泊まり会?」

相葉さんの言葉に笑ってしまった。

俺が手にしていたゲームを覗き込んだ相葉さん。

「あ、これ俺もやってる。
面白いよね。」

すごい!

俺の好きなゲームを知ってる。
しかもやってるなんて。

「!
ホント?
今度一緒にやろ?」

「いいよ。
でも俺ヘタだよ?」

「いいから!」

「雅紀ー、ありがと。
俺、ゲームしないからさぁ。
いっつもつまんないって怒られんの。」

「俺もゲームあんましないからな。」

「よかったなー、和。」

「うん!」

めっちゃテンション上がった俺は嬉々として相葉さんと連絡先の交換をした。

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