テキストサイズ

いとしいとしというこころ

第3章 偶然の出会い



雅にいとは日を空けずに遊んだ。

家でのゲームがメインだけど、DVD借りてきて観たり、マンガ読んでダラダラしたり。

最近は外でゲーセンやバッティングセンターとかでも遊んで、本当に毎日のように一緒にいても飽きなかったし、なにをするのも楽しかった。

ちょっとしたケンカするようにもなって、でもケンカしてもすぐ仲直り。

どちらともなく歩み寄って元通り。
いがみ合ってるのは時間がもったいないから。

それにお互い怒ってるのは持続しない性格だった。



「和くんは優秀なんだね。」

俺が進学校へ早々と合格を決めていたのを知ると雅にいはビックリしてた。

「だって、やることちゃんとやってないと連れ戻されるから。」

「お母さん?」

「そ。」

お母さんはいわゆるキャリアウーマンで今は海外でバリバリやってる。

俺は海外なんて行きたくなくて、その話が出てすぐに日本に残ることを希望した。

元々仲の良かった翔にいの家にお世話になるのをおばちゃんたちも歓迎してくれて、今の生活がある。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ