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いとしいとしというこころ

第4章 和くんの過去



そうこうしてたら翔ちゃんにも和くんからメールが届く。

俺にも来た!って大喜び。

『心配かけてごめんね。
今度は俺が心配してるよ?
早く帰っておいで!』

ほら、ほら!

って、メールを見せながら破顔しちゃってる。

デレデレしちゃって、なんなんだろ、この人。

「それにしても、和のお前に懐きような?」

「へへへ。
なんか懐かれたっていうか…
俺も波長が合うんだよねぇ。」

「みたいだな。
ま、仲良くしてやってよ。」

「うん。こちらこそだよ?」

まだ聞きたいことがあるけど今日は遅いし、和くんも心配するからお開きだね。

「翔ちゃん?
また話、聞かせてくれない?」

「うん。また、ゆっくりな。
和にも話しとくから。
雅紀に話してあるって。」

「うん。」

じゃ、って翔ちゃんと手を挙げて別れた。

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