いとしいとしというこころ
第6章 好き?
「相葉ちゃんがそういうのって意外だったけど、相手を見たら納得するのかもね。」
「どういう意味?」
「想像できないけど、その人が相葉ちゃんと一緒にいるところを見たら。
しっくりくるんだろうな、ってこと。」
「そうかなぁ。
その…年下なんだよね。」
「いくつよ。」
「高校生になった…ばっか。」
わかりやすく大きく目を開いてしまった大ちゃん。
「それは相葉ちゃんも悩む訳だ。
こないだまで中学生だったってこと?
…犯罪の域だ。」
「ごめんなさい。
ってか!そんな怖いこと言わないでよ!」
やっぱり俺が変なんだ。
おかしいんだ。
ビールを片手に口につけることも出来ないでいたら、大ちゃんが笑い飛ばしてくれた。
「あはは!
結構参ってんだね。
悩むのも当たり前!それでいいんだよ?
でも好きになってしまったのならしょうがない!」