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いとしいとしというこころ

第10章 もどかしい距離



大ちゃんに松潤とのやり取りを話していたから、俺のことをもどかしく見てるのがわかる。



話した時、

「それで?
相葉ちゃんはどうすんの?」


どうするもなにも。


「どうもしない。」

そう言う俺に、なんでだ!って怒ってた。

俺を和くんが訪ねてきたことも話していたから、

「和くんが可哀想だ。

絶対、和くんも好きだと思うから。」


胸がチクンと痛い。


「相葉くんの気持ちは?

和くんの気持ちは?」


そんな…


俺の気持ちも宙ぶらりん。

胸の奥にしまおうと思ってるけど。


和くんの気持ち…


和くんも俺のことを想ってくれてる?

そうだよね。

わかってる。

だって…

キス…ねだられたから。

好奇心なんかじゃないよね?


和くん…


俺どうしたらいい?

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