幸せだった日々
第10章 新たな道
栄養士さんに給食室に戻ってきてほしいって言われた時、今の職場を辞めようと思ってたけど、このままここで働き続けたいな…って思い始めてた。
元の仲のいい関係に戻れそうって勝手に勘違いしてた。
栄養士さんからあの話を聞かされてから、揺らいでいた私の気持ちが固まった。
【新しい仕事を探そう】
どこかで募集してないか探し始めた頃、園長先生が小学校の給食調理員を募集してるからどう?って勧めてきてくれた。
私は即答して、早速面接を受けることになった。
面接当日、同じ職場を受ける人たちが何人かいて、私は採用されない気がした…
きっとベテランの調理員さんを求めてるだろうから、まだまだ半人前の私は採用してもらえなさそう…
面接日から数日後、家に封筒が届いた。
きっと不採用って書かれてるんだろうな…と思い、恐る恐る中身を確認すると…
【採用されました】
目を疑った。
私が採用されたの…?
まだ半人前なのに…?
採用の通知が届いても信じることができなかった…。
次の日、園長先生に採用されたことを報告した。
園長先生は喜んでくれたけど、その後すぐに
「…しほちゃんがここの職場からいなくなっちゃったら寂しくなるね…。これからしほスマイルが見られなくなっちゃうね…」
私はいつもニコニコ笑ってるイメージがあるみたいで、みんなにいつも褒められてた。
園長先生が寂しがってくれるのが嬉しかったけど、心が痛んだ…。
採用通知が来てから退職する日まで、あっという間に過ぎてしまった。
栄養士さんは相変わらず、私を朝から仕事が終わる時までずっと怒っていた。その度に胃がキリキリと痛んだけど、もうすぐ解放されるから…と、自分を励ましてなんとか乗り切った。
そして、いよいよ送別会の日…
保育士さんたちから
「しほちゃんが辞めるなんて本当に寂しいよ…。ずっとずっと一緒に働きたかったな…」
その言葉を聞いて、涙が次々と溢れてきた。
私も…
みんなとずっと一緒にいたかった…
辞めたくなかった…
栄養士さんとの関係が壊れなければ
こんなに辛い思いをしなくてすんだのに…
元の仲のいい関係に戻れそうって勝手に勘違いしてた。
栄養士さんからあの話を聞かされてから、揺らいでいた私の気持ちが固まった。
【新しい仕事を探そう】
どこかで募集してないか探し始めた頃、園長先生が小学校の給食調理員を募集してるからどう?って勧めてきてくれた。
私は即答して、早速面接を受けることになった。
面接当日、同じ職場を受ける人たちが何人かいて、私は採用されない気がした…
きっとベテランの調理員さんを求めてるだろうから、まだまだ半人前の私は採用してもらえなさそう…
面接日から数日後、家に封筒が届いた。
きっと不採用って書かれてるんだろうな…と思い、恐る恐る中身を確認すると…
【採用されました】
目を疑った。
私が採用されたの…?
まだ半人前なのに…?
採用の通知が届いても信じることができなかった…。
次の日、園長先生に採用されたことを報告した。
園長先生は喜んでくれたけど、その後すぐに
「…しほちゃんがここの職場からいなくなっちゃったら寂しくなるね…。これからしほスマイルが見られなくなっちゃうね…」
私はいつもニコニコ笑ってるイメージがあるみたいで、みんなにいつも褒められてた。
園長先生が寂しがってくれるのが嬉しかったけど、心が痛んだ…。
採用通知が来てから退職する日まで、あっという間に過ぎてしまった。
栄養士さんは相変わらず、私を朝から仕事が終わる時までずっと怒っていた。その度に胃がキリキリと痛んだけど、もうすぐ解放されるから…と、自分を励ましてなんとか乗り切った。
そして、いよいよ送別会の日…
保育士さんたちから
「しほちゃんが辞めるなんて本当に寂しいよ…。ずっとずっと一緒に働きたかったな…」
その言葉を聞いて、涙が次々と溢れてきた。
私も…
みんなとずっと一緒にいたかった…
辞めたくなかった…
栄養士さんとの関係が壊れなければ
こんなに辛い思いをしなくてすんだのに…