その瞳は誰を見てるの?
第11章 その瞳は誰を見てるの? 11
無防備な翔さん。
危ない…危ない……
僕が狙ってる。
アナタの瞼にそっと短いキス。
うっすらと目を開けたけど、まだボーっとしたまま。
いいよ。
そのままで。
僕がアナタを気持ちよくしてあげるから。
アナタの口の中から親指をゆっくりと抜き、その唇にねっとりと熱の隠ったキスをした。
眠っているはずのアナタ。
でも、唇や舌は覚醒しているように応えてくれる。
あっ……舌がアナタに支配されそうだよ。
んっ……厭らしい舌の動きさせないでよ。
また僕を煽るんだ。
いつもはスウェットの翔さんが、今日は僕が用意したパジャマを着ている。
そのボタンを1つずつ外していく。
綺麗な胸が露になる。
翔さん……キレイ……あぁ…僕の翔さん……
いきなり胸に口づけた。
「んんっ……潤っ……あっ…ん……おまえ…ナニしてっ……」
あーあ、起こしちゃった。
でもやめないから。
アナタのキレイな腹筋にも、舌を這わせた。
「ああぁっ……じゅ…んっ……だ…めだ…よ……っ」
「どうして?翔さんは動いちゃダメ。
今日は僕にまかせて……」
「潤……?あっ……」
「翔さん…ホシイ…?
そう、訴えられてるみたい……」
そう言って、パジャマの上からソコにそっと触れた。
ピクッと反応するアナタ。
パジャマの上からじゃ、足りないよね?
それじゃ……
ウエストの部分に両手をひっかけて、全部脱がせて爪先から抜き取った。