その瞳は誰を見てるの?
第13章 その瞳は誰を見てるの? 13
~O side~
そうだよ。
しょおくん。
おいらは……確信犯。
出掛ける前に、バッグの中に忍ばせたコンドーム2つ。
楽屋に一番乗りして、バッグの中からソレを取りだし、パンツのポケットにしまった。
もし……もしも、誰よりも早くしょおくんが来たら、コレを使いたい……って。
はぁぁっっ……今、それが現実に……あぁっ……しょお……んっ…深いよ……
しょおくんが下からおいらを突き上げる。
おいらが体重乗っけてるから、中の奥の奥の方までしょおくんを飲み込み、先端で内臓まで押し上げられてるみたいだ。
堪らないおいらは、もっと欲しいスイッチが入り、勝手に腰を揺らしてしまう。
上、下、前、後ろへ……
あのね…しょおくんの腹とおいらの腹に挟まれて……腰を上下に動かすと挟まれたオイラが擦られて……
ゴムに包まれたオイラも、しょおくんに貫かれている中も……キモチイイ……
快感に狂いそうだよ……しょお…くん……
「しょお……くっ……イキソ…ウ……っ」
「んっっ……俺も……おんなじ……んぁ……っ」
「このまま…いっしょ…に……はぁんっっ……」
「さと…し……くっ……ぅんっ……イッテイイよ……ぁあ……っ」
しょおくんにオイラの中の一番奥を抉られた時、電流が走ったような刺激で真っ白に弾けちゃった。
背中に爪を立てて抱きしめ、右側の首筋に噛みつくようなキスをしながら。
おいらの記憶はココまで。
しょおくんをぎゅっと抱きしめたまま、気を失っちゃったみたい。