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その瞳は誰を見てるの?

第13章 その瞳は誰を見てるの? 13



~N side~


収録後のわちゃわちゃ、落ち着けよ!って思いながらなんとなく輪に入っちゃうんだよな。

ただね、今日は楽屋入りしてからずっと気になっていることがあるのね。


自分の席に向かう時に、ソファーの辺りに落ちていたゴミを拾ったんだ。

拾い上げた瞬間……ソレが何かがすぐにわかった。


開封済みのコンドームの袋。


何故ココに?という疑問と一緒にパンツのポケットにしまった。


最初にこの部屋にいたのが、翔さんと潤くんだったら…まぁ、疑問はなかっただろう。

でも、翔さんが一緒だったのは大野さん。


どうして……?

そういうコトなの……?


コレは潤くんには見つかっちゃいけないと思った。



モヤっとした気持ちのまま本番へ。

ミスりそうな気がした時、たまたま相葉さんがコケそうに。

寸でのところで回避していたけど、そのせいで僕の気持ちも解れ、スムースに事が運んだ。


助かった。

悪いね…相葉さん。



コケる未遂の話で盛り上がったあと、相葉さんがしゃがみこんで何か言った。

「ダメだよ~ゴミはゴミ箱へ捨てなくちゃね~」


ドキッとした。

まさか、、、ストップ!相葉さん!


「あれ…?ねぇ、コレってさ…ゴムの袋だよね?」


あぁ、相葉さんのバカ、、、、、


翔さん、どういうコトなの?



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