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その瞳は誰を見てるの?

第15章 その瞳は誰を見てるの? 15



せつなげな瞳が一変、少しイタズラっぽい瞳と笑みに。


「ねぇ、翔さん…僕も付けてイイ?反対側にシルシを……」

「え…っ…潤……ぁ……」


潤が首をかしげて、唇を左の首筋に寄せた。

きゅっと吸い付く感触。

俺の核の部分が潤に抜き取られていくよう。

色気を伴ったリップ音。

唇が離れた。


「ねぇ…翔さん…?ココ…楽屋でシヨウよ……」

「んっ…ココでって……」


徐に服のポケットから何やら取り出した。

まさか……のソレ。


コンドーム、2つ。


「ごめんね、翔さん。こんなやり方……」

そう言いながらシャツのボタンを外され、前を開く。

露になった胸にキスを落とされ、鎖骨の少し下にまたシルシを付けられた。

潤の愛撫に固まったまま動けない。


はぁ……おまえ……どういうつもりで……


そうは思うものの、心と体は正直で。。


ジーンズの前の方に触れられ、びくっと体が震えてしまった。


「翔さんのココ、僕を欲しがってる……すぐにあげるから。」

ジーンズのボタンも全て外され、下着ごと一気に下ろされる。

当然俺自身、露になった。

羞恥の中にも、ズクズクした快感に襲われる。


「時間がないから……」

そう言いながら、口内奥まで俺自身を頬張り、エロティックな水音を立てて、吸い上げ舐めてくれる。


「あぁっ…潤っ……んっ…………」

「気持ちいいでしょ?僕も気持ちいい……翔さん…?もっと気持ちよくなろう……」

そう言うと、潤もパンツを脱ぎ、コンドームの袋を開け、まずは俺に着けてくれる。

そして自分にも。


俺には何もさせてくれない。



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