その瞳は誰を見てるの?
第17章 その瞳は誰を見てるの? O & J
……P.68のエピソードに遡り……
「じゃ、お先でーす!」
「あ、おいらも行くっ!お疲れっしたぁ!」
大野さん、何も一緒に出てこなくても。。
「松潤、ちょっとだけ話せない?」
「これからドラマなんで。」
「しょおくんのことだよ。」
「……じゃ、空き時間に楽屋に来てもらっても良いですか?」
「わかった。じゃ、後で連絡ちょーだいね。」
「はい。じゃ。」
なんとなく大野さんの話は予想できる。
きっと最初に正直な気持ちを聞かされるんだろう。
そこからは……どう転がるのかわからないや。
ただ、もう僕は限界だ。
松潤と話がしたくて、一緒に楽屋を出た。
でも態度は冷たい。
当たり前か。
さっきの騒ぎで、多分しょおくんとのコトがわかっちゃったよね。
松潤、傷付けちゃったな。
でもね、おいらも辛いんだ。
しょおくんと松潤にやきもちだって妬く。
平気な顔してるけど、、、できてないらしい。
なによりも、しょおくんがもう限界なんだよ。
自分が悪い、自分のせいで、って責めてるんだ。
松潤とおいらじゃないと、しょおくん助けてあげられないよ。
さぁ、どうする?