無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

松潤から連絡が入った。

急いで楽屋へ向かった。


「大野さん、お待たせしました。」

「ううん、大丈夫。忙しいのにごめんね。」

「あ…こっちこそ、さっきはごめんなさい。なんかイライラしてたみたいで…」

「……して当然だよね…？あのね、松潤……
おいらね、ずっと前からしょおくんが好きだったんだ。」

予想通りだ。

やっぱりな…このふたりの距離感おかしいと、昔から思ってた。


「そうなんだ。で、今でも好きなんでしょ？愛して…いるんでしょ？」

「……うん、ごめん。愛してる。」

「なんとなくわかってた。ここまではっきり言われるとは…ね。」

「ごめん…」

「謝らないでよ、大野さん。なんか、惨めな気持ちになるからさ。」

「違う。松潤、違うの。しょおくんは松潤のこと、本気で愛してるんだよ！おいらにそう言ったんだ。だから、俺はダメだよって。それを承知でっておいらは食い下がった。
　でも最初はほんとにダメだった。」

「えっ？あの、ふたりで大野さんのマンション行った時？あ…」

「そう、あの時。おいらも知ってたよ。しょおくんと一緒に帰っていった、あの時。
それからもやっぱり気持ちが止まらなくて、しょおくんと気持ちが繋がった。」

「気持ちだけじゃないでしょ？翔さんち行ったよね？ベッドルーム…使ったよね…？」

「ん…使った……」

「大野さん、足の付け根の内側…感じるところでしょ…？」

「え…っ、なんで……」

「翔さんとセックスした時に、僕のソコに触れたんだ。指先で優しく何度も……初めて触れられたんだ。今まで触れられなかったトコ……」

「…………そう……」

「別に責めてる訳じゃないよ。なんか思い出しちゃって。ごめん…余計なこと言った。このままだと僕、何言い出すかわからない。

　大野さん、本題に入ろう？」

「うん…」