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童話短編集

第2章 おほしさまにねがいごと

 その夜……。

「うさこはもう大丈夫やな。わいのことをまっとる子はほかにもまだ、たぁーくさんおるんやわ。せやからわいはもどるわな。このこと忘れたらあかんで」

 おほしさまは、そう言うとお空へキラキラと戻っていきます。うさこはわんわん泣いて、泣きつかれてねてしまいました。



 朝、目がさめたうさこのまくらもとには、おほしさまのカケラがあります。

「おほしさま、ありがとう!」

 お空に向けてうさこは大きな声で言いました。そして、

「ママ、また夕方ね」

 うさこはママに手を振り、みみなのところに走って行きました。



End

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