テキストサイズ

俺のこと犯してもいいよ?

第5章 友達

───────
「んで?何があったんだよ?」


ふとんを敷きながらなんてことのないように聞いてきた。


「…ケンカ、してきた……」


「前言ってた刑事?」


すぐに核心を突かれた俺は手を止めこくんと首を縦に振った。


「お前の話を聞く限りあんま怒るようなタイプじゃなさそうだけどな〜。何が原因?」


「……俺が一方的に、怒った感じで…」


「謝った?」


俺が黙るとはぁというため息が聞こえてきた。


「いいか。当たり前のこと言うけどな。悪いと思ったらすぐ謝らなきゃダメだろ?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ