欲望ベイベー
第2章 そばにいたい。
N「わん♡」
A「へっ?!」
抱き付いたまま、上目遣いで相葉さんに擦り寄る。
俺に構えーーーっ!
N「わんわんわんっ♡」
S「何だ、今度はわんこプレイしてんのか?」
O「こないだまで猫耳にハマってたのになぁ。」
A「ちょ、ちょっと待って
どしたのにのちゃんっ、」
真っ赤な顔で俺の腕をほどいて、
俺に向き直った相葉さん。
M「そのワガママ犬、寂しがってるんじゃね?
ちょっと構ってやれば気が済むだろ。」
A「ええっ?」
潤くんが俺の頭をポンと撫でた。
目が合うとニッと笑う。
M「おじさん2人はもう休憩終わり!
行くぞー。」
S「お兄さんな!」
O「俺トイレ行きてぇ。
翔くん一緒に行く?」
S「1人で行ってくれ!」
楽屋へ入らずに、わちゃわちゃと騒ぎながら引き返して行く3人を見送る。
潤くん感謝♡
相葉さんへ向き直ろうとした瞬間、
グッと腕を引かれた。
N「わっ、あいばさ、」
バタンっと楽屋のドアが閉まる音と同時に強く抱きしめられる。
相葉さんの匂いだぁ・・・
A「もぉ〜、にのちゃん超可愛いんだもん。焦った〜!!」
N「んふふっ、潤くんが俺を犬扱いするからなりきってみた♡」
A「もう1回鳴いて!」
N「わんっ♡」
A「可愛い〜〜〜♡」
N「うっ・・・」
馬鹿力で抱きしめられると本気で苦しい。
A「ね、寂しがってるってホント?」
N「・・・わん。」
A「だからそれ可愛い過ぎだってば
〜っ!!」
頬にチュッチュッと啄ばむようなキスを何度もされるともっと甘えたくなってしまう。
唇にキスが欲しくて、相葉さんの頬を両手で捕まえた。
相葉さんは優しいから・・・
俺が寂しがってるって聞いて、どうしてあげたら良いか考えてるんでしょ?
話を聞いてやった方が良いのか、イチャイチャしてた方が良いのか、今すっごい考えてる。
N「・・・・・バカ。」