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欲望ベイベー

第2章 そばにいたい。




A「ゴミついてる。あ、ストールの糸かな?
ほら、ピンクだもん。」



N「・・・・・。」



A「にの?」



もう、バカバカっ!!
こんな近い距離で、そんな優しい笑顔で・・・
ギュってしたくなっちゃうじゃん!!



N「・・・ありがと。」



A「くふふっ、どーいたしまして。」



俺、顔赤くなってないかな?
ゴシゴシと両手で顔をこすって誤魔化していると、
スタッフの声が響いてざわざわと騒がしくなる周囲。



M「おい、何してんだよ。
休憩だって。」



ひょこっと俺の顔を覗いた潤くんが、
呆れた顔になった。



M「お前なぁ・・・
あれくらいで真っ赤になんなよ!」



N「だってぇ〜・・・」



チラリと相葉さんを見ると、翔さんと大野さんと談笑しながら歩いている。



M「はぁ・・・休憩15分しか無いから。
さっさと甘えて来いよ。」



N「15分じゃ足んない・・・」



M「ワガママ言うな。
絶対遅れんなよ!!」



仕事となると厳しい潤くん。
ホラ行け!と背中を押された。



N「もうっ、俺犬じゃないんだけど!」



犬になったとしても潤くんに飼われるのはイヤだ。
すげぇ躾厳しそうだもん。



やっぱ、相葉さんに飼われたい。
甘やかしてくれるし♡
いっぱい抱っこしてくれそう♡



少し前を歩く相葉さんに駆け寄って、
後ろから腰に抱き付いた。



A「うわっ・・・にのちゃん?!」



驚いた相葉さんが振り向く。
お腹にまわした俺の手をキュッと優しく握ってくれるのが嬉しい。
甘えちゃおうっと。




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