欲望ベイベー
第13章 幸せバカップル。
M side
N「もうっ。相葉さん顔が怖いよ?
俺の後輩なんだから、相葉さんも可愛がってくんなきゃヤダ。」
A「にのちゃん・・・」
N「まだ、俺の浮気を疑ってるの・・・?」
しょんぼりと眉を下げて、涙目で相葉ちゃんを見上げるカズ。
・・・あざとい。
A「まさか!疑ってなんかいないよ!
にのちゃんを信じてる!」
N「ホント?」
A「もちろん!にのちゃんが恋してるのは俺だけだろ?」
抱きしめて耳元で囁く。
オイオイ、人前だぞ。
N「んふふっ、うん♡
相葉さんが恋してるのも、俺だけじゃなきゃヤダよ?」
A「当たり前じゃん!
にのちゃん以外考えられないよ!!」
N「やんっ、今お尻触ったぁ♡」
A「くふふ、だって気持ち良いんだもん♡」
N「エッチぃ〜っ!!」
・・・・・もう何も言うまい。
ココが楽屋だって絶対忘れてんな。
呆然とバカップルを見つめたままの気の毒な青年に声を掛ける。
M「えっと・・・ゴメンね?
後でこいつらには注意しとくから。」
「・・・・・。」
あれ、聞こえてねーのかな?
反応がなくて困る。
まぁ結構な衝撃映像もんだよなぁ。
M「大丈夫?」
「最高です!!」
くるっと俺を振り返った青年が俺の両手をガシッと掴んで興奮気味に話す。
「なんっであんな可愛いんすかねニノくんって!!
普段あんな甘えん坊なんですか?!
相葉さんもこないだのキレ気味の時のクールさはどこへやら!!
ニノくん溺愛じゃないですか!!」
M「え、ああ、そう・・・」
そういや親衛隊とか言ってたっけ??
ガチのファンなのか。
「ニノくんの可愛いエピソードがあったら是非色々教えてくださいっ!!」
俺の両手を掴んだまま、前のめりになるので思わず倒れそうになる。
近いな距離が!!
M「とりあえずちょっと落ち着いて、」
あ。
ガチャッとドアを勢い良く開けて入ってきたのは、翔くんとリーダー。
そうだ、この人のタイミングの悪さは天下一品なんだ。
S「なななななな何してんだお前は!」
「え?!」
S「俺の可愛い潤から離れろぉーーーーーッ!!」
「ええ?!」