欲望ベイベー
第13章 幸せバカップル。
M side
S「潤〜、怒んなよ〜、」
M「うるさい!!アッチ行って!!」
乱暴に雑誌を捲りながら、翔くんに背を向けた。
もう!!
あんな甘い表情、2人きりの時だけにしてくれよ!!
心臓が持たない・・・
ドキドキとうるさく鳴る胸と、さっき翔くんに触れられた背中が熱くて落ち着かない。
俺の隣に腰をおろした翔くんが新聞を広げる。
俺が本気で怒ってないのが分かってるんだろう、涼しい顔でいつも通り新聞を読む姿になんだかキュンとしてしまった。
綺麗な横顔・・・カッコ良いな。
S「・・・なに、隣に座るくらい良いだろ?」
ふ、と眉を下げて笑う翔くんにまたキュンとする。
見つめているのがバレた。
M「・・・好きにすれば。」
S「はははっ、」
今度は声をあげてくしゃっと笑う。
可愛い。
キス、したいな。
・・・よし、さっき冷たくしちゃったし、今日の夜はちょっと甘えよう。
それとも、甘やかせてあげようかな?
よしよしって頭撫でてやろっか。
どんな反応するかな。
照れる翔くんが見れたらいいなぁ・・・
「・・・松本さんてメチャメチャ可愛いんすね!」
O「派手にイチャつかない分、見てるコッチが恥ずかしくなる雰囲気だろ。」
「堪んないっす!」
O「そういや誰だお前。」
N「おじさん若い子に疎いから。ゴメンねー?」
A「にのの事好きなんだって。」
O「マジか。」
「え!いや、その・・・好きというか、守りたいって、」
A「にのを守るのは俺だよ。」
N「相葉さんカッコ良いっ♡」
O「ここは分かりやすくイチャつくから、気を付けろ。」
「すでに渋いコーヒーを飲みたいです!」
O「しょうがねぇな、奢ってやろう。」
「ありがとうございます!」
N「あ、俺もー♡」
A「俺もー♡」
O「なんでだよ。」